安部加代子

集中力Up!受験フード弁当安部加代子

集中力Up!受験フード弁当

「栄養バランス」+「脳の働きをよくする食材」が受験生に向けたお弁当のポイントです。

脳のエネルギーとなる炭水化物。体の組織や脳の伝達物質などに利用されるたんぱく質。またそれらを効率よく利用するためのビタミン、ミネラルを含む野菜、果物などをバランスよく取り入れましょう。

脳の伝達物質として分解されたアミノ酸には、記憶力、集中力など学習につながるものだけではなく、やる気や幸福感につながるなど様々な働きがあります。運動不足、ストレス、ビタミンやミネラルが不足するとアミノ酸も不足してしまい気分の低下や疲労感にもつながります。

何をいれていいか迷うときは、野菜の彩りに注目しましょう。色によっても栄養素が異なります。様々な色、栄養素をとることで自然とバランスもとれた食事つくりができます。

十勝ハーブ牛 コンビーフと豆苗のおむすび

牛肉の旨みがたっぷりの「十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフ」を使って、野菜も一緒にとれるワンハンドフード。炒り卵と豆苗を入れて彩りよくしました。コンビーフは加熱調理なので、そのまま食べることができます。ごはんに混ぜるだけではなく、海苔巻きおむすび、サンドイッチの具材や、炒め物など幅広く使えます。

材料(1合分)

もち麦入りごはん 1合分
1個
【A】砂糖 小さじ1/4
【A】塩 少々
十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフ 1/2缶
豆苗 1/4袋

レシピに使われている商品

十勝ハーブ牛と塩だけ
で作ったコンビーフ
購入はこちら

つくり方

調理ポイント

温かいごはんと具材を混ぜることでコンビーフはほぐれ、豆苗もしんなりして食べやすくなります。塩味はお好みで調整してください。

  • 1卵にAを混ぜて、炒り卵を作る。
  • 2もち麦入りごはんに、コンビーフ、刻んだ豆苗、①、塩を混ぜる。食べやすい大きさでおにぎりを作る。

受験フードポイント

牛肉にはヘム鉄といわれる吸収されやすい形の鉄分が豊富。ビタミンCと一緒に摂ることでより吸収を高めます。鉄は、体内に酸素を運搬するため、不足すると集中力の低下や、疲労感を感じやすくなります。合わせた豆苗には、ビタミンCが豊富。また脳の神経細胞の働きを維持する栄養素である葉酸、たんぱく質や炭水化物の代謝にもかかわるビタミンB群などを含む栄養価の高い緑黄色野菜です。
「十勝ハーブ牛と塩だけで作ったコンビーフ」は、スネとネックの部位にこだわりうまみもたっぷり。牛肉と塩のみで作られており、化学調味料、保存料を一切使用していません。加工品の中には食品添加物などリンを含むものも多く、リンを過剰に摂取するとカルシウムの吸収にも影響があるといわれています。カルシウムは、骨などの形成だけではなく、ストレスを鎮静する効果もあります。
そして、ごはんに混ぜ込んだもち麦は、食物繊維が豊富。消化吸収をゆるやかにし、食後の血糖値上昇をゆるやかにする効果が期待できます。食後の眠気の原因の1つには血糖値の急な上昇、下降が考えられます。食物繊維が豊富なものや、GI値が低い食材を合わせることで、血糖値上昇がゆるやかになり、眠気の予防にもつながります。
また豊富な食物繊維による腸内環境を整える効果もあり、ビタミン、ミネラル、たんぱく質も豊富です。

十勝ハーブ牛 簡単チャプチェ

十勝ハーブ牛は、十勝のおいしい空気と水、そして複数種類のハーブ配合のこだわりの餌や高品質の牧草などを食べてじっくり育ちました。そのため、赤身肉にはアミノ酸も豊富。牛肉の旨みがしっかり味わえ、加熱してもやわらかです。チャプチェは、しらたきを使ってヘルシーに。たっぷりの野菜と十勝ハーブ牛の旨みで簡単なのに本格的な味に仕上がります。

材料(作りやすい分量)

玉ねぎ 小1/4個
にんじん 1/5本
ピーマン 小1個
しらたき 100g
十勝ハーブ牛(コマ切れ) 70g
ごま油 小さじ1
【A】砂糖 小さじ2
【A】醤油 小さじ2
【A】みりん 小さじ1
【A】にんにく(おろし) 少々

レシピに使われている商品

十勝ハーブ牛
(コマ切れ)
購入はこちら

つくり方

  • 1玉ねぎは長さを半分にしてスライスする。にんじん、ピーマンは千切りにする。
  • 2食べやすい長さに切ったしらたきを熱したフライパンで3分ほど乾煎りする。水分を飛ばし、お皿に取り出す。
  • 3ごま油を入れて、牛肉、①をさっと炒める。②、Aを入れて中弱火で水分を飛ばしながら炒め煮する。

受験フードポイント

しらたきは、ヘルシーで食物繊維もたっぷりな食材です。食物繊維が豊富な食材は血糖値上昇をゆるやかにします。また。噛み応えのある食材は脳の活性化にもつながります。
ピーマンのビタミンCは、加熱しても強いため、炒めてもその効果が期待できます。牛肉と合わせることで鉄分の吸収を高めてくれます。
そして、にんじんやピーマンなど緑黄色野菜に多く含まれるβカロテンは、油と合わせることで吸収が高まります。体内で必要な分だけビタミンAになり、外部からのウィルスや細菌から体を守ってくれます。残ったβカロテンにも強い抗酸化作用があります。玉ねぎのアリシンは、炭水化物を効率よくエネルギーに変えるためのビタミンB1の吸収をあげるとされています。

その他副菜

・ひよこ豆とチーズのクルミ入りサラダ
・さつまいものフライ
・大根の梅酢漬け
・厚揚げロール

安部加代子

このレシピの料理家

安部加代子

 

受験フードマイスター
野菜ソムリエpro

 

野菜をたっぷり使った簡単ひと手間で気軽に作れるすこやかおうちごはんを提案。
自宅での料理・パン教室を中心に、企業レシピ開発、書籍へのレシピ提供をはじめ、食育活動など幅広く活動。
受験フード実践中の現役中学受験生のママでもある。

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